前回の記事では初デートのカラオケでついに彼女に思いを伝え、人生で初めて面と向かって気持ちを伝えるということを経験しました。
彼女の答えは曖昧なものでしたが、カラオケを出る直前に彼女にお願いをします。
「○○ちゃん、最後に一つお願いしたいことがあるの」
。。。。
「手を繋ぎたい」
「いいよ」
彼女はとても愛らしい笑顔でそう答えてくれました。
以前書いたとおり、私は今まで手を繋いだ女性全員とセックスをしています。
別にたまたまそうなってるだけで特に意識もしていませんが。。
その時も別に「手を繋ぐ=セックス」なんてことは頭の片隅にもありませんでした、もちろん私から会う前のLINEでの雑談の中で、「手を繋いだ人数=女性経験人数」と聞かされていた彼女だって、その時ばかりは思い出すこともなかったでしょう。(たぶん笑)
エレベーターを降り、フロントで会計をし、外に足を踏み出す。
そして雑踏を前に何も発すること無く彼女に手を差し出したと思います。
彼女の手はとても温かく、とても小さく、私の大きな手にすっぽりと包まれていました。
手と手、たったそれだけなのに心の奥底から満たされていました。
肌を重ねるって本当に素敵なこと。
やっぱりそういう意味では「手を繋ぐ」というのは「セックスをする」と同じようにも感じられます。
もちろん快楽に溺れるという意味でのセックスとは異なりますが、心を満たすという意味では同じものですね。
距離にして100mくらいでしょうか、きっと私は満面の笑みだったことでしょう。
彼女はどうだっただろう。
その場所は彼女にとってのホームグラウンド、知り合いも多く、手はもとより、男性と並んで歩いていることすら本来はありえない場所。
私が気を利かせなければいけなかったのに、その時の私はそんな大事なことすら忘れてしまうくらい舞い上がってしまっていたのかもしれません。
きっと、彼女は気が気ではなかったでしょう。
こんな所を目撃されるわけにはいきませんから。
それに他人の目を気にしたはずなんです。
私はこの時点で彼女の年齢は知らないですが、彼女は私との年の差が17歳ということを知っています。
それに私だって年齢は知らないにしても、他人から見ればかなりの年の差があることくらい分かっています。
そういう他人からの好奇の目に私は慣れていますが、彼女はそうではないかもしれません。
知り合いに見られるかもしれない、他人の視線を感じる、そんな事があるにも関わらず、彼女はイヤなそぶりをすることなく、ちゃんと手を握りしめて可愛い笑顔で別れるまでお話をしてくれました。
「また会いたい、また会えるかな」
私は帰り際にそう伝えました。
「うん、きっと会えるよ、私も会いたい」
何の躊躇も無く返ってきたことば。
家庭の事情があり、私が伝えた好きという気持ちへのはっきりとした返答はなかったけれど、これが今彼女が出来る最大限のYESだったんだと思います。
彼女との初デート。
自分の気持ちを伝え、手を繋ぐ。
頑張ったよ。
この後、予定外なことに、翌日も会えることに…。
続きはまた次回。
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